子どものめがねについて

子どもの眼鏡は大人のものと役割が異なります。

 

視機能の発達はおよそ10歳ごろまでと言われており、適切な度数と適切な状態で装用していただく必要があります。

 

屈折異常等を矯正できなかった場合、後から矯正しようと思っても視力や視機能の向上は見られません。

 

正しい知識・技術を持った眼鏡作製技能士のいる眼鏡専門店での作製を強くお勧めします。

 

眼鏡は視力矯正器具で雑貨ではありません。

 

大人がしっかりと守ってあげましょう。 

ブルーライトカットレンズについて

”小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見”として、2021年4月に日本眼科学会ほか5団体よりお子さんの眼鏡にブルーライトカットレンズを装用することを推奨しないと発表されています。

 

「小児にブルーライトカット眼鏡の装用を推奨する根拠はなく、むしろブルーライトカット眼鏡装用は発育に悪影響を与えかねません」と述べられております。

 

 

個人的な意見としてもブルーライトカットレンズはオススメしておりません。

子どものめがねに必要なこと

こどものめがねは、大人のめがねを小さくしただけでは不十分です。

 

・動きの多いこどもが使っても耐えられるものか

・繰り返すフィッティングに耐えられるものか

・大人より多いレンズ交換に耐えられるものか

・子どもの視線に合わせたフィッティングが可能か

・壊れた場合、パーツ交換ができるものか

 

特にパーツ交換可能という点は、出費も抑えられるので大事なポイントかと思います。

一般的にどこか壊れてしまった場合は”フロント一式での交換”などが多く、費用もかかってしまいます。

 

 

これらを踏まえて、Calmでは "Jkids”をお勧めしています。

"Jkids"

 

「つよくてやさしい日本のめがね」

 

子どものメガネに必要な要素。

 

”安心”

 

視機能の発達を助けるめがねとして、正しく装用できているか。

 

大人より動きが多く、激しい動きへの耐久性があるものか。

 

何度も繰り返すフィッティングに耐えられるものか。

 

子どものめがねは大人より、求められるハードルは高いのです。

装用位置を決める重要な”クリングス”

 

パッドがついている金属のワイヤーみたいなもののことです。

 

 

眼の位置が適切位置にくるよう大人のものより縦に長い設計。

 

お子さんのめがねはどうしてもぶつかったりして曲がったりしてしまいます。

 

そのたびに調整を繰り返す”クリングス”

 

万が一折れてしまってもクリングス単体でパーツ交換が可能。


”智”

 

めがねのフロントとテンプルを繋いでいる部分。

 

 ・型崩れしてズレやすくなった

 ・ものがぶつかった

 ・成長とともにめがねの締め付けを感じるようになった

 

こういった場合は”智”を調整し直すことが多いです。

 

クリングスと同様に繰り返すフィッティングに耐えられる強度。

 

こちらも万が一折れてしまった場合はパーツでの交換が可能です。